バフェットからの最後の手紙 (6)妬みと強欲は手を取り合う
節約発投資行き ·
報酬比較の開示義務が、皮肉にもCEO間の妬みを煽って報酬の吊り上げ装置になっていたという指摘が印象的だった。 「ラチェット機構」のように一度上がると下がらない報酬体系は、株主からするとコストでしかないけれど、報酬委員会の構造自体が変えられない限り防ぎようがないのかな。 バークシャーの規模が仇となり、10年後にはより優れた成果を上げる企業が数多く現れるという予測は、バフェットらしい達観を感じた。 一方で「50%下落しても復活する」という確信は、今の経営陣とバークシャーの底堅さへの信頼が根底にあるからこそ言えることなんだろう。
「バフェットからの最後の手紙」より、今回のおもな話題は企業活動における昏い未熟な側面についてです。前回の投稿はこちらです。(日本語は拙訳)わが子たちの財団に対する生前贈与を加速するからといって、それがバークシャーの将来性に対するわたしの見方の変化を映しているわけではありません。「グレッグ・アベルはバークシャーの次期CEOにふさわしい」と最初に考えたときに、ある程度高い期待を抱いていました。しかし彼はそれを超えてくれました。彼は当社が手がける数多くの事業やその従業員のことを、現在のわたしよりもはるかによく理解しています。さらに彼は、多くのCEOが考慮すらしていない諸課題についても、迅速に学んでしまう人です。みなさんやわたしの財産を扱う人間としてグレッグを差しおいても選びたい、そのように思えるCEOや経営コンサルタント、学者、政府関係者などは一人もいません。 たとえば