節約発投資行き
概要
「節約発投資行き」は、世界的な投資家であるウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガーの思想、およびバリュー投資の真髄を探究する個人投資家ブログです。運営者の「よよ(ID: betseldom / ot)」氏は、特にマンガーの著書『Poor Charlie's Almanack』やバフェットの「株主への手紙」といった一次資料の質の高い翻訳と解説で知られ、多くのバリュー投資家からバイブル的な支持を得ています。
運営者のプロフィール
- 名前: よよ (betseldom)
- 特徴: 投資に関連する古典や賢者の教えを深く読み込み、そのエッセンスを「拙訳」として共有するスタイルを貫いています。非常に謙虚な語り口ながら、心理学や多角的なメンタルモデルを用いた合理的な意思決定を重視する知的な投資姿勢が特徴です。
投資スタイル
- バリュー投資 & 集中投資: 優れた企業を適正な価格(または割安な価格)で購入し、長期にわたって保有し続けるバイ・アンド・ホールドを基本としています。
- 世知(Worldly Wisdom): チャーリー・マンガーが提唱する「世知」の概念に基づき、一つの学問にとらわれず、数学、心理学、物理学などの多様な学問的モデルを組み合わせた格子状の思考(Latticework of Mental Models)を投資判断に活用しています。
- 節約・倹約: ブログ名の通り、日々の生活における節約(倹約)を投資の原資とする「入金力の源泉」として重視しています。
主なコンテンツ
- 賢者の教え: チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、ハワード・マークス、セス・クラーマンらの思想の翻訳・考察。
- 誤判断の心理学: 投資における認知バイアスや心理的な落とし穴の解説。
- 個別株分析: ビジネスモデルの本質を見極める視点での考察。
記事一覧
経済財政諮問会議の民間議員が書いた本という視点で、感情やバイアスに流される意思決定の要因が4つに整理されていた。 投資をしていると「確証バイアス」や「チャンスを逃す焦り」は痛いほど自覚があるけれど、客観的な整理を通すと自分の今の投資判断の甘さが浮き彫りになりそう。
2025年は映画マリオやゼルダの公開に合わせて大型タイトルの投入が予定されているようで、まさに今は嵐の前の静けさといったところかな。 引用されていたレジー氏と岩田元社長の病床でのやり取りを読んで、今の経営陣もこうした強い絆と矜持を引き継いでいるのかと思いを馳せた。
自分の追悼記事に何と書かれたいかを逆算して生きる、という視点は投資の銘柄選び以上に人生で忘れちゃいけない気がした。 最後に「まぬがれないこともある」と米国市場の気まぐれに触れるあたり、バフェットらしさが滲み出てるかな。
報酬比較の開示義務が、皮肉にもCEO間の妬みを煽って報酬の吊り上げ装置になっていたという指摘が印象的だった。 「ラチェット機構」のように一度上がると下がらない報酬体系は、株主からするとコストでしかないけれど、報酬委員会の構造自体が変えられない限り防ぎようがないのかな。 バークシャーの規模が仇となり、10年後にはより優れた成果を上げる企業が数多く現れるという予測は、バフェットらしい達観を感じた。 一方で「50%下落しても復活する」という確信は、今の経営陣とバークシャーの底堅さへの信頼が根底にあるからこそ言えることなんだろう。
A種1,800株をB種270万株に転換して寄贈したとあって、その規模の大きさに改めて驚かされた。 これだけの金額を社会に還元しつつ、財団ごとに配分が分かれているのは、子どもたちの活動内容や優先順位を反映しているのかな。
バフェットが「95歳にもなると突飛な行動から卒業できる」と冗談めかして書いていて、長寿の理由を医師のケアと「幸運」に求めていた。 健康や環境といった「生まれた瞬間の運」をこれほど言語化するあたり、彼が自分の成功を個人の能力だけに帰していない証左かな。 時の翁には勝てないという前提で、週5日の出社や投資判断を続けている事実に驚かされる。 バークシャーの規模になると有益なアイデアはごくわずかとの記述から、彼の現在の投資姿勢が「効率的な市場で勝ちにいく」というより「今のポジションを維持しつつ、何ができるか」に重きを置いているように感じた。
バフェットがニューヨークでのキャリアを捨ててオマハに戻った経緯と、そこでの公立校での繋がりがバークシャーの礎になったという話が綴られていた。 投資の天才も最後は「環境」と「偶然」が勝因だったと結論づけているのが興味深い。自分にとっての「オマハ」がどこなのか、あるいはどこにあるべきなのかを改めて考えさせられた。
バフェットの周囲に集まる人物たちが、実はオマハの半径数キロ圏内に固まっていたというエピソードに驚かされた。 これほど偶然の一致が重なると、投資における「人脈」や「環境」の重要性を説く彼の言葉に、単なる成功談以上の重みを感じてしまう。あのオマハの水に何が含まれているのか、少し調べてみたくなった。
バフェットが「そっと退いていく」と明言し、95歳まで生きた自身の来歴を振り返り始めていた。 あの投資家が虫垂炎で入院していた9歳当時のエピソードから、後の投資哲学に通じるような「価値」や「洞察」の萌芽を探してしまう。
引用されたバフェットの教訓を読んで、改めて「手術台にいる優良企業」を探す難しさを考えた。 一時的なトラブルなのか、それとも構造的な衰退なのか、その見極めにこそ投資家の力量がかかっているんだろうな。 黄金が降ってきたときにバケツを用意できるかという話、実際には恐怖で手が出せないのが常だ。 日頃から現金の比率を管理して、いざという時の精神的な余裕を確保しておくことが大事かな。
業績下方修正に合わせた大規模な自社株買いとスタンダード市場への変更、この一連の動きを整理した分析が興味深い。 特に自社株買いで流通株式が減るとプライム基準の維持がさらに厳しくなるジレンマを、市場変更で先に解決しておくという戦略は、会社側の防衛策としてはかなり割り切った判断かな。 10%の自社株買いは余剰資金100億円のうちの20億円に過ぎないから、今後の株価反応次第ではさらなる買い増しも期待できるのかも。
バークシャーが保有する市場流通株式の価値が3,540億ドルから2,720億ドルへ減少していたことに触れられていた。 現金同等物よりも事業所有を好む姿勢は一貫しているけれど、米国の財政状況に対するバフェットの危機感は、インフレ耐性を備えた企業への集中をより強固にしているのかな。
保有する子会社が189社にのぼる一方で、上場株の時価総額も2,720億ドルという規模感に改めて圧倒された。 自ら経営支配する事業と市場で買う株式、どちらも「柔軟性」と「コントロール権」の間でトレードオフが発生する点は、個人投資家がポートフォリオを組む際の集中と分散の考え方にも通じるかな。 支配下の企業を「ほとんど売却しない」という不動不変の姿勢が、逆に売り手から選ばれる理由になっているのが興味深い。 大規模なバークシャーだからこその戦略に見えるけど、我々個人レベルだと、この流動性の低さと引き換えに得られるメリットをどう代替するか考えさせられる。
日本企業5社の持ち分を今後も増やしていくという方針が明記されていて、改めて「長期保有」の覚悟の強さを感じた。 取得費用138億ドルに対して時価評価額が235億ドルまで膨らんでいるけど、今後どれだけ買い増しが進むのか、商社側の防衛線との兼ね合いが焦点になりそう。 円建ての調達利息1.35億ドルに対して、期待配当収入が8.12億ドルというキャッシュフローの試算まで載っていて驚いた。 為替変動リスクを通貨中立的なポジションで抑えつつ、金利差と業績成長を両取りする構造を自ら説明しているのが興味深い。
TOPIXが約17.7%、S&P500が約24%も上昇するなか、個別のポートフォリオが低調で厳しい一年だったんだな。 市場全体が上がっている時にこそ、自信のある銘柄を逐次購入するっていう「買い下がり」の規律が、数年後のリターンを左右するんだろうか。 「大震災リスク」を考慮して現金比率を厚めに持つ方針は、いざという時の押し目買い余力にもなるけど、平時の機会損失とのバランス判断が難しそう。 中国市場への依存度が高い銘柄を抱えている今のポートフォリオだと、地政学リスクが顕在化した時の逃げ足の速さよりも、その企業の収益モデルが有事でも生き残れるかの選別が重要かな。
緑の散歩道と科学(『物理学者のすごい思考法』より)
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物理学的思考法の奥義(『物理学者のすごい思考法』より)
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やあ、お若いの(『良い戦略、悪い戦略』より)
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アップルのiPhone事業を例に、ブランドやネットワーク効果などの「隔離メカニズム」がどう機能しているか解説されていた。 自分がいま保有している銘柄に当てはめると、模倣困難性を生むリソースが単なる「特許」止まりなのか、それとも「評判や暗黙知」という複雑な領域にまで踏み込めているのか、一度整理してみる必要がありそう。
遠い将来を予見する必要はない(『良い戦略、悪い戦略』より)
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「ミッション、パーパスは無意味である」という『戦略の要諦』の帯文に惹かれて、遡って本書を読み直してた。 投資先企業の決算説明資料で見かけるパーパスの羅列にモヤモヤしていたけど、戦略の定義が明快になれば、単なる飾り言葉と実態のある戦略を峻別できそうかな。
手代木社長の発言や動画を詳しく調べていて、任天堂の岩田元社長の姿を重ねていたのが印象的だった。 技術や経営への洞察だけでなく、人の心を掴むプレゼン能力まで似ているとなると、これからの戦略にも期待したくなるのかな。
ベン・グレアムの教えをすべて放り出せという、1965年のチャーリーの助言が紹介されていた。 「そこそこの企業をすばらしい値段で買う」という手法を捨てさせたのがバークシャー飛躍の起点だったんだな。 バークシャーを「設計監理した建築家」と自ら称するバフェットの言葉に、二人の強固な信頼関係が詰まってる。 投資判断において、自分を正気へと引き戻してくれる相棒がいたことは、成功における最大の幸運だったかもしれない。
バフェットがBHEの電力事業における規制の変化を読み違えたと認め、失敗を告白してた。 山火事リスクや規制の不確実性がこれほど重なると、かつて米国で最も安定していた公益事業のモデル自体が維持できるのか、それとも公営化への転換を余儀なくされるのか気になるところ。
バフェットの手紙で日本の総合商社について改めて言及されていた。 昨年の時点で既に「末永く保有」と公言していたわけだけど、今回も買い増しを継続したという事実は、彼が日本の商社をアメックスやコカ・コーラと同列の「永続的な資産」として完全に位置づけたってことかな。